天一 日本橋
2014.04
東京都中央区 
天ぷら料理店 93u
RC造 地上1階

   
  日本橋タカシマヤ百貨店の8階にある料理店
重要文化財に指定された歴史ある建物の特徴ともなっている魅力的な形状の大きな窓と高い階高を活かしています。昭和初期に建てられた建物の持つハイカラなイメージを、天ぷらの洋のイメージになぞられました和の造作の作り込ではなく、すっきりとして気持ちの良い空間、シンプルではあるけれど上質な雰囲気を感じていただけるよう、家具をはじめとする各部詳細に特に注意を払いました
古い建物に新しく入り込んだ要素を意識して、外壁以外の客席をつくる壁を、一方は鏡面の白い壁、もう一方は立体的な布目のある赤い壁として既存の壁と区別しています。

この店舗を印象づけるのは、既存の窓と今回この店舗のために、三重の半泥子廣永窯の藤村氏に焼いていただいた陶板のタイル絵です。
 

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